こんにちは、リサです。先日、ホビーショップのプラモデル売り場で、小学生くらいの男の子とお父さんが話しているのが聞こえてきました。「これとこれ、同じガンダムなのに、なんで値段がこんなにちがうの?」と。お父さんも「うーん…」と困った様子で、私もつい心の中で「わかります」とうなずいてしまいました。
同じ機体なのに、箱の大きさも値段もバラバラ。これ、ガンプラを始めるときに最初につまずくポイントなんですよね。その正体が「グレード」です。今日はガンプラのグレードの違いを、初心者の方にもわかるように整理していきますね。データを見るのが好きな私らしく、パーツ数や組立時間を一覧表にもまとめてみました。「最初の1体」選びの参考になればうれしいです。
そもそも「ガンプラのグレード」とは?仕組みから知ろう
比較に入る前に、まずは「グレード」という言葉の意味を整理しておきましょう。ここがあいまいなままだと、お店で迷子になってしまいます。
グレードはメーカーによる「ブランド分け」
ガンプラのグレードとは、かんたんに言えばメーカーが設定している「ブランド(シリーズ)の区分」のことです。学校の成績のような「上下のランク」ではありません。ここを誤解している方がとても多いんです。
たとえば「HG」は手軽さを大切にしたシリーズ、「PG」はとことん作り込みを楽しむシリーズ、というように、それぞれ「ねらい」がちがうだけなんですね。だから「HGは初心者用、PGは上級者用」と単純に決めつけるのではなく、「自分が今、何を楽しみたいか」で選ぶのが正解だと私は思っています。グレードの正式な定義はメーカーであるバンダイ ホビーサイトでも確認できるので、気になる方はのぞいてみてくださいね。
スケール表記もセットで覚えると迷わない
グレードとあわせて知っておきたいのが「スケール」です。「1/144」「1/100」といった分数の表記で、これは実物(という設定)を何分の1のサイズで再現したかを表しています。
分母が小さいほど、完成品は大きくなります。1/144より1/100のほうが大きく、1/60はさらに大きい、という具合です。グレードごとにだいたいのスケールが決まっているので、「グレード=大きさの目安」とも言えます。飾るスペースを考えるうえで、ここは地味に大事なポイントなんですよ。
主要グレードを徹底比較|EG・HG・RG・MG・PG
それでは、代表的な5つのグレードを順番に見ていきましょう。それぞれの「ねらい」と「向いている人」をセットで紹介しますね。
EG(エントリーグレード)|道具なしで組める最入門
EGは「エントリーグレード」の名のとおり、いちばん入り口にあるシリーズです。最大の特長は、パーツが手でパチンと外せる設計になっていること。ニッパーがなくても組み立てられるので、本当に初めての方や、お子さんと一緒に作りたい方にぴったりです。
パーツの色分けもしっかりしていて、塗装をしなくても見栄えがします。価格も手ごろなので、「まず1体、完成させる達成感を味わってみたい」という方の最初の1体として、私はよくおすすめしています。
HG(ハイグレード)|迷ったらこれ、王道の選択
HGは「ハイグレード」、ガンプラのいちばんの主役と言えるシリーズです。種類(ラインナップ)がとにかく豊富で、好きな機体を見つけやすいのが魅力です。難しすぎず、かといって物足りなくもない、ちょうどよいバランスなんですね。
パーツ数はEGより少し多めですが、それでも初心者が週末の時間で十分に完成させられる範囲です。関節もよく動くので、完成後にポーズをつけて遊ぶ楽しさもあります。「どれを選べばいいか本当に迷う」という方には、私はまずHGをおすすめします。組み立てに使う道具についてはガンプラ初心者の工具5選でくわしくまとめているので、あわせて読んでみてくださいね。
RG(リアルグレード)|小さくて精密、見た目は上級者向け
RGは「リアルグレード」。HGと同じ1/144スケールながら、小さなボディに驚くほど細かい作り込みを詰め込んだシリーズです。完成品の密度感はとても高く、写真で見ると「これ本当に1/144?」と驚くほどです。
ただ、サイズが小さいぶんパーツも細かく、組み立てには少し慣れが必要です。小さなパーツを扱う細かい作業が続くので、私は「2〜3体組んでから挑戦するとちょうどいい」と感じています。見た目の手軽さにだまされず、初心者の方は少しステップアップしてから楽しむのがおすすめです。
MG・PG|じっくり時間をかけて作る大型グレード
MGは「マスターグレード」、1/100スケールの大きめのシリーズです。内部の骨組み(フレーム)まで再現されていて、組み立てそのものを「じっくり味わう」楽しみがあります。パーツ数は多めですが、説明書がていねいなので、HGを何体か作った方なら十分に挑戦できます。
PGは「パーフェクトグレード」、1/60スケールの最上位シリーズです。パーツ数は数百〜千を超えることもあり、完成までに何日もかかります。価格も他のグレードとは一段ちがいます。最初の1体には向きませんが、「いつかは作ってみたい憧れの存在」として知っておくと、ホビーの世界がぐっと広がりますよ。
リサ流・ガンプラのグレードを「数字」で比べる
言葉だけの説明だと、まだイメージしにくいかもしれません。そこで、データを見るのが好きな私らしく、グレードごとの特徴を一覧表にまとめてみました。
パーツ数・組立時間・価格を一覧表にしてみた
| グレード | スケール | 組立時間の目安 | 価格帯の目安 | 難易度 |
|---|---|---|---|---|
| EG | 1/144 | 約1〜2時間 | 800〜1,500円 | ★☆☆☆☆ |
| HG | 1/144 | 約2〜5時間 | 1,000〜2,500円 | ★★☆☆☆ |
| RG | 1/144 | 約4〜8時間 | 2,500〜4,500円 | ★★★★☆ |
| MG | 1/100 | 約6〜15時間 | 3,500〜7,000円 | ★★★☆☆ |
| PG | 1/60 | 20時間以上 | 12,000円〜 | ★★★★★ |
※価格や組立時間は機体によって幅があります。あくまで「だいたいの目安」として見てくださいね。新しいキットや人気機体では、上記と異なる場合もあります。
データから見えた「初心者がEG・HGを選ぶべき理由」
この表を作って、私自身があらためて気づいたことがあります。それは「難易度はグレード名の順番どおりには並ばない」ということです。
RGは1/144の小さなサイズですが、難易度はMGより高めです。小さいほどラクそうに見えて、実はパーツの細かさが組み立ての難しさに直結しているんですね。逆にMGは大きくてパーツも多いのに、ひとつひとつのパーツが扱いやすく、説明書もていねいなので、数字ほど身構えなくて大丈夫です。
そして組立時間に注目すると、EGとHGは「数時間で完成する」グループにきれいに収まります。最初の1体は、完成までたどり着けることが何より大切です。週末の午後にひとつ作りきれる達成感が、次の1体への意欲につながります。だからこそ、私はデータの面からも初心者にはEGかHGをおすすめしているんです。
初心者がグレード選びでやりがちな失敗3選
最後に、グレード選びで初心者がつまずきやすいポイントを3つ紹介します。先に知っておくと、最初の1体選びがぐっとラクになりますよ。
- 見た目の精密さだけでRGを選んでしまう:完成見本のかっこよさに引かれがちですが、RGは細かい作業が続きます。あこがれは大切に、でも1体目はHGから
- 「上位グレードほどえらい」と思い込む:グレードはランクではなくブランド分け。自分の目的に合うかどうかで選びましょう
- 飾る場所を考えずに大型キットを買う:MGやPGは完成すると意外と大きいもの。置き場所を先にイメージしておくと安心です
特に1つめのRG選びは、私の身近でもよく聞く失敗です。お店の完成見本はどれも本当にかっこよくて、つい背伸びしたくなる気持ち、すごくわかります。でも、最初の1体でつまずいてしまうと、せっかくの楽しさが半減してしまいますよね。まずは無理なく完成できる1体から、と覚えておいてください。
なお、欲しい機体がお店で見つからないときは、再販を待つという方法もあります。再販の時期を読み解くコツはガンプラ再販カレンダーの見方でまとめているので、こちらも参考にしてみてくださいね。
まとめ|今日からできること
ガンプラのグレードの違いについて、5つのシリーズを比較しながら整理してきました。最後にもう一度おさらいしますね。
- グレードはランクではなくブランド分け:「自分が何を楽しみたいか」で選ぶ
- 最初の1体はEGかHG:数時間で完成でき、達成感を味わいやすい
- RGは見た目に反して上級者向け:慣れてからの挑戦がおすすめ
- MG・PGは大型グレード:飾る場所も含めて計画的に
「今日ひとつだけやるなら?」と聞かれたら、私は「好きな機体のHGを1体、お店で手に取ってみる」ことをおすすめします。グレードの知識は、実際に箱を手にして説明書をめくってみると、一気に身につきます。
ガンプラの楽しさは、上手か下手かではなく「自分のペースで作れること」にあると私は思っています。グレードという地図さえ手に入れば、もう売り場で迷子になることはありません。あなたにぴったりの1体を、ぜひ見つけてみてくださいね。
※本記事は2026年5月時点の情報をもとにした、ホビー趣味者向けの一般的な情報整理です。グレードの仕様や価格・組立時間はキットによって異なります。最新の製品情報は、メーカー公式サイトや販売店の情報をあわせてご確認ください。
